茶杓 『陽音 / はるね』  (共箱付き)

素材: 漆、ブラックチェリー、卵殻、貝、銀、顔料
技法: 蒔絵、螺鈿

あたたかな陽射しのなか、目を瞑ると花の香りや風の音。周りの重なり合った音色から季節を感じます。 茶杓とともに、心地よいゆるやかなときを過ごしてもらえたら嬉しいです。


サイズ:高さ15mm,長さ170mm



『素材である漆は、塗り重ねるたびに空気も積み重なり、それを研ぎ出すことは、色の層と共に重なり合った周囲の音や匂いまで磨き出すようで、そこに重ねてきた時間をも感じさせます。
その美しさを、自然の移ろいや記憶の中の景色などをモチーフに表現を試みています。
 
<吉田 まゆ>
1988年 千葉県生まれ
2016年 金沢美術工芸大学工芸科 漆・木工コース 卒業
2018年 金沢美術工芸大学大学院 修士課程工芸専攻 修了
2021年 金沢卯辰山工芸工房 修了